「灘中に合格する子は学力のほかに何を持っているのか ワンランク上の志望校に受かるための能力と習慣」を頂いたので、読みました。
中学受験塾、大手の浜学園学園長の橋本憲一先生の本です。
題名が題名なので、『灘?息子には縁遠い学校だし、どうしよう』と思いながら読みましたが、「灘中受験のこと」「浜学園のこと」だけではなく、「学習について」「子どもについて」とたくさんのことが書かれていました。
- 知識の引き出しを整理して洗練させる
- 入試禅師に解く問題のノートをつくる
- 「宿題」ではなく「課題」をやる
- テストと普段の勉強状態を同じにする
- 弱点があるのは「強み」がある証拠
- よそ行きの「見直し」をしない
- ノートの上に問題数と制限時間を書いて始める
- ミスをニ種類に分ける
- 子どものいい部分を必ずふたつ褒める
- 「難問集」と「ミスパターンノート」と「弱点対策ノート」
- 親が勉強の「情報源」
- 親は「注意」ではなく「アドバイス」をする
- 「自分が正解した問題の解説を見ないこと」に注意
裏にまとめられた受験ノウハウの内の学習部分は、息子がまだ小4なので、今後役立つ内容だろうなと思いました。
この本を読んで、痛いところをつかれるとひしひしと感じた部分もたくさんあります。上記の『親は「注意」ではなく、「アドバイス」をする』ということもその一つです。ついついアドバイスではなく、注意、小言になっています(><)
それ以外でも普段の勉強への向かい方、親からの声かけなど、第3章を中心に書かれていることは、中学受験をする、しないに関わらず、大事なことでした。
第3章
「学びの器」をつくるために親ができること」
学びを自分の力で高めようとする子どもは強い
中学受験をされない方もこのブログを読んでくださっているようですが、学びに中学受験も何もないですよね。勉強を楽しんで欲しい、また効果的な学習をして、好きなことをする時間も大切にしてほしい。と私は思って育てていますし、その状況を記事にしています。
私の場合には、子どもが勉強していく過程で、ついつい勉強することが目的となってしまうことがよくあり、余計な部分での注意につながっていくのです。
志望校合格に向かう過程で大事なのは、学力をレベルアップさせながら、同時に子どもたちが勉強することを通して、中学に入っても、高校・大学に進学しても、社会人になっても磨き続けられる「学びの器」を培うことなのです。
その時だけ、勉強ができるようになっても、「学びの器」を壊してしまってはダメだなと、いつも気をつけてはいます。が、お皿を持っていかない、洗濯物を持っていかない、持って行っても、クローゼットにしまわず床におきっぱなしの息子をみると、注意して、ついついでに勉強のことも。。。。反省しきりです。
こちらの本に限らず、中学受験に関する親向けの本は、まだ幼い小学生のことを考えているものが多いです。中学受験を全く考えてない方も、ぜひ書店で手に取って、少し読まれてみるといいと思います。
そして、タイトルにもある「灘中に合格する子」ですが、息子は別の世界の子どもたちなんだろうな~と思っていました。いや、この本を読んでも思っています。
算数の勉強の途中に、高跳びのバーがあって、それを超えないとその先には行けないイメージです。
⇒算数オリンピック低学年対象のキッズBEE過去問を購入【小2息子】
⇒算数オリンピック第11回キッズBEEの申し込みと対策の現状【小3息子】
キッズBEEの過去問を買ったり、申し込みをした昨年も、キッズBEEに対してそのようなイメージを抱いていました。高跳びのバーに激突するかもしれないけれど、やってみることが大切だよね。キッズBEEのさらに上に、ジュニア算オリのバーには届かないから、激突しておけるキッズBEEをしておこうか、と。
キッズBEEのトライアルを通過できましたが、バーを飛び越えたのではなく、坂道を登って、そこに着いただけなんだなぁと今では分かります。
ジュニア算オリのトライアルのバーに届かないと思ってその場でジャンプしていても届かないままだったかもしれませんが、少しずつ坂道を登ったら、その高さに届いて、少なくても制限時間の2時間を使ってしっかりと考えることができたようです。
バーはなかった!あるのは坂道でした。そして、この先も算数学習も坂道だと思うのですが、灘中はバーに見える!でも、そうではなく、算数の学習の継続していき(坂道を登って)そこの地点まで到達しただけなのだなぁと読んで思いました。
このブログを通して伝えたいとことは、キッズBEEやジュニア算数オリンピックは特別なことではないので、ぜひ興味があれば参加して欲しいということです。息子にどこの中学校というのは、まだ先過ぎるので、近くにある来年のジュニア算オリを目標に算数を頑張ろうと思います。
この本に書かれていたことの中に、
勉強をやる気になるのは自分の解答に「○(マル)」がついたとき
などのすぐに使えることがたくさんあったので、生かしていきたいです!
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