先日、あずみん (id:azumin-in-wonderland)さんから漢字辞典について質問を頂いていました。
ちょうど私も、息子用、娘用を探そうとネットで調べ始めたところでした。コメント欄でお返事をしていたのですが、その後書店に行く機会があり、辞書が決まり購入したので、その経緯を記事にします。
息子が現在使っているものは、旺文社の漢和辞典の古いものです。
(実家にあったのをもらってきたので)
古くなければ、とても良いのですが、古いので、常用漢字の「柿」に常用の印がないのが気になるらしいです。
中高生~一般向けの辞典です。
年長の終わりに公文で漢字のなりたちから習った時に、渡したら、部首のところを読んだりして、漢字への興味を深めてくれました。
(引き方は最初と、その後数回、聞かれた時に説明しました)
当時は、「年長でも、普通の漢和辞典でも大丈夫みたい、ひとまず、漢和辞典をひけるようになってくれて良かった!」と思っていたのですが、息子が漢字(3年生の書き)を覚えないのは辞書が、古いからかなぁと思い始めたところでした。
息子の要望の漢字をいつ習うかが入った辞典をネットで探したところ。
漢検漢字辞典と、ベネッセ新修漢和辞典を発見。
日本漢字能力検定協会が出しているだけあり、検定級が載っています。
こちらは、ベネッセ新修漢和辞典で、準1級まで対応しているとこのこと。
う~ん、漢検漢字辞典はちょっとマニアック(!?)、準1を挫折(大昔に)した母としては、1級や準1級が受けたいなら、いいけど、現在の息子には必要いかな。
ベネッセ新修漢和辞典は書店でチェックというところでした。
ネットで調べて漢和辞典の一般向け「漢辞海」なんか素敵と思った母は、勝手に候補へ。
書店で見て、パット目につき、手に取ったのが、こちらの、ミニー版です♪カバー(辞書の表紙・背表紙・裏表紙のこと)が紫色でミニーとミッキー柄の型押しで少し変わっています。娘にいいかも!?と(辞書の可愛さが…です…)。
中身はオールカラーだけど、普通の辞書に色を入れることにより、見やすくした雰囲気で、ミニー柄だけど、意外に良いなぁ。
(ミッキー版ややドラえもん版は基本的には、普通の辞書にプラスしていると思うのでので、特に好きなキャラクターでなければ、考えなくて良いと思います。少し高いですし…。)
が、中身の第一印象が良かったので(娘が入学前に使うと考えた場合です。自分が使うのは普通が一番。)、ひとまず娘には早すぎるけど、コンパクト版の大きさだし、ワイド版ないかな~。と見つけたのが、
「新レインボー小学国語辞典 改訂第5版 ワイド版(オールカラー)」です。ミッキー&ミニー版のもとの改定第5版のうち大きい方です。
小型版、ミッキー&ミニー版ともページ数や内容はまったく同じです。
ミッキー&ミニー版は、小型版より、少しお値段が高く、ワイド版は、それよりさらに高いです。(気にならない範囲です)
なりたちもしっかり載っているし、熟語の量もまぁまぁ載っています♪これいいかも♪と候補へ。
この辞典で、気に入ったポイント
- フルカラーで分かりやすい(ギラギラではないカラー使い)
- 小学校で習う漢字の書き順が一筆ごとに載っている
- 書き順の一筆ごとのマスの右上に小さく何番目かの数字が載っている
- 部首のなりたちと、漢字のなりたちが詳しい
- 同音異義語の説明が載っている
でも、娘が数年後に使うのなら、もっと簡単なものにしておいた方がいいかなぁ。
と見つけたのが、こちらの「小学生の新レインボー漢字読み書き辞典」です。いわゆる、小学漢字の参考書の漢字学習字典という分野に入るかなぁというものです。
辞典の棚においてあるところもありますし、参考書の棚にある場合もあります。
「SAPIXの漢字学習字典 SAPI×漢」や自由自在(だったかな)からも確か、小学生で習う漢字を学年別に1006字収録しています。
(2020年から1026字になります。まだ対応しているものの方が少ない印象です)
この書店は辞書の棚へありました。レインボーだけど、どう違うのかなと。
はじめて辞典、絵辞典もさらっと見ました。
と1回目の書店チェック終了。娘に邪魔され、専修漢和辞典は見れず。
あずみんさんにコメントすると、「小学生の新レインボー漢字読み書き辞典」が候補だということをお聞きし、俄然、興味が出てきました♪買いたい本があったので、数日後にまた書店へ(^^;)
その間に、再度ネットでチェック!です。
ふと思ったのが、新学習指導要領に対応していないよね…。
対応しているものは、
「新レインボーのはじめて漢字辞典」です。
中身がアマゾンで見れるので見ていたら、「あ~書店で見た!これ対応してるのかぁ。素早いわ。」と思いつつ、印象は微妙です。
というのは、「 帯に短し襷に長し」で、部首で引ける子ならなりたちや熟語などの情報があった方が楽しいのでは。そして、漢字を覚える為の参考書としてなら、探すのが、学年別の方が良い気がします。
余裕があれば、、新レインボーシリーズの「読み書き辞典」⇒「はじめて漢字辞典」「小学漢字辞典」という流れで購入するのですが、息子に「柿」が常用漢字になったことに対応してない辞典を使わせている母ですのでね…。
この辞書とミッキー&ミニー版が出た当初、これいいなぁ。入学前だったらありかも。と第一印象が良かったです。ミッキー効果かな。
最近は、こんな低学年向けの、カラフルで漢字に親しめる楽しめそうな辞典が出てるのかぁと驚いた覚えがあります。
(調べ不足で、以前から幼児・低学年向けのものはたくさんあったようです)
部首で漢字を引くための「漢字のテーブル」が便利そうです。漢和辞典を引くのに慣れるのに良いかな。
購入した「新レインボー小学漢字辞典」には、「漢字のテーブル」をかなり省略したのが載っていたので、今まで使っていた漢和辞典より早く引けそうです。
新学習指導要領に対応しているものが意外に少なく、「小学新レインボー漢字読み書き辞典」が対応されていれば、小学漢字の参考書として、1冊あっても良いかなと思っていたのですが、今のところ、対応情報は出ていません。
学研の「小学新レインボー漢字読み書き辞典」のページでは、、新学習指導要領に対応について「新学習指導要領での学習漢字(教育漢字)についてのお知らせ」が書かれています。
コピーして、漢字辞典の間に挟む予定です。
指導要領の学習漢字の変更について分かりやすいです!
「新レインボー小学漢字辞典第5版ワイド版」と「小学新レインボー漢字読み書き辞典」を比較して同じ点と、良かった点を。
「小学新レインボー漢字読み書き辞典」の特徴で、小学漢字辞典にはない良い点
漢字が学年順に載っているという小学漢字の参考書であることを除いても、良い点かと思います。
- 漢字の間違えやすい字が例として書かれている
- 使い方がの例文が載っている
悪字例が載っている辞書を他に見たことがないです。(今のところ)
熟語の数は小学生向き漢字辞典より少ないですが、例文があるので、意味を取りやすいと思います。
(低学年で習う漢字については、漢字辞典でもこれくらい簡単な文を載せておけば、小さい時から使いやすいかな~と思います。例文作ってあげればいいだけの話ですが(^^;))
両方に共通する
- 漢字の書き順+何番目かの数字が載っている
- 漢字を書く上での注意事項が書いてある(読み書き辞典にある「正しく美しい書ける親切な指導」ほぼ同じ内容です。)
- 鉛筆で書いた字が載っている(硬筆手本)
書き順についてですが、ワイド版ということで、読み書き辞典と同じ大きさです(意外でしたが)
読み書き辞典では、3~6年生の漢字の書き順に数字が載っていなかった気がします。息子の書き順の確認を見ていると、両方書いてあった方が良いです。
学年順の漢字の本はもう少し調べて、1冊は購入する予定です(娘用)
旺文社の「小学生のための漢字をおぼえる辞典」が五味さんのイラストで見たことあるなぁと思っていたら、改定があり、新学習指導要領に対応されています。
近くの書店にはおいてなかったので、また、読み書き辞典と大きな書店で比べます。
一番近くの書店が数年前につぶれてしまったので(><)できるだけ、近くの書店で買うようにしています。
辞書引き学習はおすすめです!!ポイントは、辞書を引く習慣がついたら付箋をはるのをやめることです。(多いと逆に引きづらくなるので)
【追記】
自由自在の学習漢字辞典である「小学自由自在 漢字新字典」が2020年の新学習指導要領に対応した「小学 漢字新字典: 辞書+αで学ぶ(自由自在)」となって2018年10月18日に発売されています。
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