ずぼら母の育児メモ ~2023年中学受験&幼児教育~

2028年中学受験・2023年中学受験リタイア

日本の昔話や民話のおすすめ絵本

 3歳の娘、読み聞かせが好きになっているようです。寝る前の読み聞かせが日課になり、日中も「読んで」と持ってくるよになりました。読み聞かせが好きになった記事も書きたいと思っているのですが…、最近、よく読んでいるのが日本の昔ばなし絵本です。

 

世界の昔ばなしの記事の記事を読んだ妹から、なぜ昔ながらの絵本が良いのか。という質問がありました。

世界の昔話や民話のおすすめ絵本

 

ポプラ社はなぜダメなのかと。ポプラ社の絵本がダメだとは言ってないのですが(^^;)子どもが手に取りやすくて、字も大きく、絵と別れているので、読み聞かせの時は、絵を見れるし、自分で読む時も読みやすかった記憶があります。

 

ハードカバーの方が最近リニューアルしたようですし。私が子どものころからしたら30年以上経っていることに、創刊はいつか知らないですが、ずいぶん長く読まれていることは間違いありません。

 

でも、それよりもっと長く読まれていた絵本や、できるだけ、原作に近い絵本を子どもたちには読んでもらいたいと思います。絵を見るだけでも楽しめる絵本がたくさんあります。

 

おすすめというよりは、我が家にある昔ばなしの絵本を紹介したいと思います。

 

 福音館書店のものは、読み聞かせと自分で読む場合の目安が書いてあるので、記載しておきます。絵本なので、自分で読む場合の目安は小学校初級からしか書いてなかったと記憶しています。

 

日本の昔ばなし

誰もが知っている「ももたろう」からです。最近の娘、「ふしぎの図鑑」に載っているももたろうの歌をよく歌っています。(そして途中で歌詞が最初に戻り無限ループ)

「ふしぎの図鑑」と「きせつの図鑑」を購入(小学館のプレNEO図鑑)

 

ももたろうの歌がきちんと歌えないなんて、私の怠慢ですね(^^;)

息子には小さい頃、寝る前に歌ってあげていましたが、そういえば、娘には歌ってなかったです(^^;)息子は寝る前は、本を読んであげるのではなく、私が覚えている「ももたろう」や「うらしまたろう」、「きんたろう」など、歌がある物語を歌を途中に入れながら話してあげていました。

 

  

ももたろう

桃太郎と言ったらこの「ももたろう」の絵本が浮かびます。たくさん読み聞かせしてもらったのかな。

「こどものとも」創刊者の松井直さんの文と、赤羽末吉さんの絵です。

 

 

福音館書店のものですし、書店にもぎりぎりおいてある気がします。

 

 

ももたろう

実家には有名な昔ばなしは2冊ありました。2冊あったことで、私は、昔ばなしの伝わり方に興味を持ち、民俗学者の柳田國男さんの本を読んだりしました。と言っても、ほとんど覚えていません(^^;)実家にあるかな。

 

ということで、実家には、大型のももたろうの絵本がもう1冊あるのですが、我が家では、代田さんの「ももたろう」を購入しました。

 

 

息子が幼稚園時代かな。古いので、ブックオフで見つけました。

「ばっさまがせんたくをしていたらば、つんぷかかんぷかつっこんこと、おおきなももがながれてきたんだって…。」みんなが知っている昔話を、代田昇さんの文と箕田源二郎さんの絵でつづる、名作絵本。

この絵本は、方言で読みづらいですが、味があります。

 

 

おむすびころりん

実家にあった絵本を借りていたのですが、今回の帰省で持っていっておいてきました。

「おむすびころりん すっとんとん」

とリズミカルな歌が読んでいても楽しいのですが、絵本という面では後少し。

 

偕成社のよだじゅんいちさんのものが、一番懐かしい感じがしますが、我が家では、もっと民話に近い絵本を選びました。。

 

ねずみのじょうど

「ねずみのじょうど」、おむすびころりんの元になった昔ばなしだと言われています瀬田貞二さんの文章です。

 

 

 読んであげるなら:4才から

自分で読むなら:小学校初級から

 

山へ柴刈りに行ったじいさんが、落としたそばもちを追いかけていくと、もちは小さな穴に入ってしまいました。そこに現れたネズミは、お礼にご馳走するからといって、じいさんをしっぽにつかまらせて、穴の中へと連れていき、もちや黄金をどっさりおみやげに持たせてくれました。それを知って隣のめくされじいさんは、まねをしますが……。おなじみの昔話を丸木位里が水墨画で描きます。

 

「おむすび」ではなく「そばもち」が出てきます。娘に読んでいたら、「そばもち」ってどうやって作るの?と息子。おそばを丸めたらできるかなぁ…。だそうです(^^;)

お団子はどうやって作るのだった?とお団子作りを思いだして欲しかったのですが、おそばをゆがいた後のを丸めるという発想から抜け出せない息子。

 

そば粉買ってきて、そばもち作るしかないのでしょうか…。結婚当初、張り切ってそば粉を使った料理を作っていましたが、確かそばもちの作り方が載っていたような。

 

 

にぎりめしころころ

続いては、「にぎりめしごろごろ」です。これはおむすびころりんに違いないと購入したのですが、似ているのは最初だけでした。こちらも、欲張りじいさんが対比として出てきます。

 

 

 

きこりのじさまが山で落としたにぎりめしは、ふもとの地蔵さまのところまで転がっていきました。きれいなところを地蔵さまに差しあげると、地蔵さまはおもしろいことがあるからお堂の天井に隠れていろといいます。すると夜中、鬼たちがやってきて酒盛りをはじめました。じさまがニワトリの鳴きまねすると……。正直なおじいさんと、まねをして失敗する隣のおじいさんの、おなじみの昔話。

 

娘はまだ面白さが分からないようです。読み聞かせしていたら、息子が聞いています。

 

読んであげるなら:3才から

自分で読むなら:小学校初級むき

 

だいくとおにろく

「だいくとおにろく」は、有名な絵本です。に戻りましょう。どこの書店にもおいてある名作です。

 

 

子どもの頃からよく読んでいたので、 日本の昔ばなしかとすっかり思っていたら、どうやら、北欧民話を日本に合う物語にしたところ、日本の昔ばなしとして多くの再話となり、広まったお話しらしいです。

 

日本口承文芸学会のウェブページ http://ko-sho.org/index.html

 1988年3月(第11号)に二つ載っていました。

「大工と鬼六」は日本の民話か

「大工と鬼六」の出自をめぐって

 

民話や伝承を遡るといろいろと面白いことが分かります。

 

 

  

うらしまたろう

このうらしまたろう、思いで深いのですが、実家になかったです(^^;)持って帰ろうと思ったのに。実家と言っても祖父母の家なので、実家に置き忘れているか、父の書庫に入っているのかも。実家探していた絵本、見つからなくて購入したら、見つかったということがよくあります。(姪っ子がいるので、問題はないのですが)

 

 

魚をとって暮らしていた浦島太郎は、ある日、家に戻る途中、村の子どもらにいじめられていた亀を助けて、海に逃がしてやりました。

次の日、太郎が釣り糸をたれると、美しい娘が大きな亀をしたがえて現れ、自分が昨日助けられた亀で、実は竜王の娘、乙姫であることを告げ、お礼に竜宮に来てほしいといいます。

 

おなじみの昔話を、古代の文献にまでさかのぼり精査して再話しました。

 

もう一冊のうらしまたろうはずっと我が家にあったので、今回交換してこようと実家に持って行き、この本が見つからないので置いて来てしまいました。

 

娘は私が空でお話を言うのを嫌うので(^^;)どうしましょう。

 

 

天人女房

たなばたのお話です。稲田和子さんの再和です。奄美諸島に伝承された原話に基づき、書かれたそうえす。今年の七夕に合わせて「炭焼長者」と一緒に購入しました。

 

 

天に上った牛飼いが、父神からの難題を、娘の助言などで解決する部分が長く、3才の娘には少し難しいようです。

 

 

炭焼長者

稲田和子さんです。天人女房と同様に童話館です。絵は、「やまなしもぎ」の絵も描かれている太田大八さんです。

 

 

子どもの誕生にまつわる「産神問答」、寿命や運勢の定め、お産の神さま、塞の神さまを描いた昔話。

 

 

くわずにょうぼう

日本の昔話です。稲田和子さんの再話。そして、絵は赤羽末吉さんです。

 

 

欲張り男のところに、よく働くが飯を食わない美しい女がやってきて女房になりました。最初は喜んだ男でしたが、ある日、蔵の米がごっそり減っているので、隠れて見ていると、女房は男の留守に米を炊き握り飯を作ると、髪をほどいて頭のてっぺんの大きな口から食べてしまいました。女の正体が鬼婆だったことを知た男は、鬼婆にとらえられ……。赤羽末吉の絵によるスリリングな昔話の絵本。

読んであげるなら:4才から

自分で読むなら:小学校初級から

 

表紙からして怖いです。

菖蒲を端午の節句(菖蒲の節句)に魔除けとして使う由来としては書かれていませんが、「はなしは すんだ。おにばば しんだ。とっぴんしゃん。」と終わるのが印象的です。

 

 

えすがたにょうぼう

鳥取の昔話です。引き続き、稲田和子さんの再話です。

 

 

我が家にあるのは、ハードカバーです。

余り有名ではないようですが、ブックオフで見つけて、稲田和子さんのだということで、購入しました。

 

日本の代表的な昔話のひとつ「絵姿女房」の絵本です。殿様が、風に飛ばされてきたきこりの嫁さんの絵を見て一目で気に入り、嫁さんをむりやりお城に連れてこさせます。でも、きこりが一計を案じ、最後には、まんまと殿様と入れ替わって嫁さんをとりもどしました。鳥取県で語り手のおばあちゃんから直接聞いたお話を、美しい日本画で描きだします。

 

読んであげるなら:5、6才から 

 

 

はちかづきひめ

「はちかづきひめ」は御伽草子の物語を長谷川摂子さんが再話したものです。

 

長谷川摂子さんと言えば、「もっきらめっきらどんどん」や「きょだいなきょだいな」は有名ですし、我が家にもあります。「おっきょちゃんとかっぱ」が好きで購入のタイミング待ちです。

 

 

中井智子さんの絵が美しいです♪かぐや姫は講談社のものを今回の帰省で実家に返して来ました。「はちかづきひめ」のような素敵な絵本があれば良いなぁと思います。

 

 

かさじぞう

かさじぞうと言えば、この本がおすすめです。が、実は、私の記憶に残っているのは、ポプラ社のハードカバーの絵本です。こどものとも絵本で配本されたソフトカバーの絵本なので、妹の時かもしれないです。(当時のこどものともがどういう形だったか分かりませんが)

 

 

雪の描写にも定評がある赤羽末吉さんですが、これがデビュー作だったとは、初めて知りました。

昔話絵本の第一人者である赤羽末吉さんのデビュー作です。

当時、赤羽さんの「日本の子どもに日本の雪の美しさを見せたい」という強い思いに触れた編集者が選んだのは、「笠地蔵」の物語でした。昔話を再話するにあたっては、独特の美しい語り口で子どもたちに物語を伝えることのできる瀬田貞二さんにお願いしました。赤羽さんは雪を描くことへの思いについて、中国大陸から日本へ戻ってきた際、日本の美しさの中に、湿気の美しさ、陰りの美しさがあると気づき、その日本のシメリを、本作品で表現したかったと語っています。それは、終戦を中国大陸で迎え、日本にもどってきた赤羽さんだからこそ感じ取ることができた、日本の風土に根づいた雪でした。

 

ソフトカバーで満足していたのですが、つい最近、ハードカバーのものを購入してしましました。夫に内緒で、実家に持って行き、実家用にしたいと思います。(妹はもう購入済みだそうです…^^;)

 

おおどしのきゃく

「かさじぞう」と同じ大晦日のお話です。紹介しようと思ったら、画像がないようです。

五十嵐七重さん再話。二俣英五郎さん絵です。

奥会津の言葉で語られている日本の昔ばなしです。

 

 

うまかたやまんば

宮城県登米郡に伝わっているもの(佐々木徳夫編「みちのくの海山の昔」所収)をもとに、おざわとしおさんが再話されたそうです。

 

 

峠で山姥に追いかけられた馬方は、魚の荷から馬まで、すっかり食べられてしまいます。さて、馬方の仕返しは……。はらはら、どきどきの連続、痛快な昔話絵本です。

 

赤羽末吉さんの絵が良い絵本です。途中、縦になって、横に戻り、また縦になります。息子は、読んでもらうのが好きなようです。

 

読んであげるなら:4才から

自分で読むなら:小学校初級から

 

 

いっすんぼうし(日本傑作絵本シリーズ)

 昔ばなしって本当に多いですよね。危うく忘れるところだった「いっすんぼうし」。帰省した時に持って帰ってこようと思ったら、家にありました(^^;)

 

 

 なじみ深い一寸法師のお話が、完全な再話と美しい絵で、子どもたちの心によみがえります。親子ともどもくり返し楽しめる絵本です。

 

一寸法師といえば、この絵本です。小さい頃から好きだった記憶があります。 

 

 

きつねとかわうそ

このお話ってどの絵本で読んだのかなぁと思うくらい有名な話です。

 

 

キツネとカワウソが、お互いにごちそうし合おうと約束します。カワウソは魚を煮たり、焼いたり、キツネにたくさんごちそうしますが、カワウソがキツネのところへごちそうになりにいくと、キツネは知らぬふりでじっと天井を見ているだけ。仕方なく帰ったカワウソに、キツネは天のみはりをしていたんだと言い訳します。その次は、地面を見てばかりで、地面のみはりをしていたんだと嘘をつきます。怒ったカワウソはキツネに仕返しをすることに。

 

 

さるとかに

赤羽末吉さんの作品を探していて見つけました。「くまのウーフ」で有名な神沢利子さんの文です。「ぼくのパン私のパン」も我が家にはあります。

 

 

読んだことか読み聞かせしてもらったことがありました!

助けてくれる仲間がハチ、クリ、臼の3人だけではなかったなぁと思われる方は、この本を読んだのではないでしょうか。

 

あ~知ってる!どうして忘れていたのだろう…と思いました。

 

  

こぶじいさま

こぶとりじいさんの絵本です。

「ももたろう」「だいくとおにろく」と同様、松井直さんと赤羽末吉さんのペアの作品です。

 

 

額に大きなこぶのあるおじいさんが、山へ木を伐りにいって日が暮れてしまい、お堂で寝ていると、鬼が大勢やってきて歌い踊りはじめました。おもしろくなったおじいさんが、いっしょになって歌い踊ると、鬼たちもよろこんで、明日も来い、額のこぶは預かっておくといって、こぶをとってくれました。翌日隣のおじいさんが真似をして鬼といっしょに踊りますが……。

 

「こぶとりじいさん」は、有名ですが、絵本だと、この「こぶじいさま」がおすすめです。

 

 

したきりすずめ

したきりすずめの絵本と言えば、赤羽末吉さんのこの絵本が有名です。息子は、図書館の本で読みましたが、娘の為に購入しました。

 「いっすんぼうし」の石井桃子さんの文です。

 

 

 

「すずめやすずめすずめのおやどはどこじゃいな……」代表的な日本の昔話です。情感あふれる文章と素朴で美しい丹緑本風の絵が完璧な絵本の世界を作りあげます。

 

したきりすずめ、絵本の記憶よりストーリーの記憶の方が残っていますが、小さい頃に幼稚園で読んでもらったのは、この絵本だと思います。

 

 

こどものとも絵本の昔ばなし・民話

こどものとものソフトカバーの絵本も我が家にあります。

沖縄民話おにとアンカンぼうず

 

 

おにとあんころもち

 小澤敏夫さん再話の、西三河の昔ばなし。

おざわ としお・くの あいこ 再話。

半田 強 絵。

2017年のこどものとも1月号です。

 

りゅうになりそこねたハブ

沖縄の昔話です。

2016年こどものとも年中向き1月号。

 

 

 

終わりに

まだまだありそうですが…たくさんあり過ぎて思ったより疲れました(^^;)そして、他にも良い絵本がいっぱいあります。「つるにょうぼう」や「かちかちやま」、「かにむかし」などなど。さるかに合戦はあるのですが、「かにむかし(岩波書店)」が欲しいです。(追記:紹介したさるかに合戦はこの後購入しました。)

 

 

 

昔ばなし絵本の選び方

我が家(絵本は私が買うので、我が家というよりは私ですが)の選び方は、再話という形で、原作に近いもの。絵がいいなぁと私が思えるもの。

 

瀬田貞二さんがよく再話されています。

赤羽末吉さんの絵があるもの。個人的に赤羽末吉さんの絵が好きです。

小澤俊夫さん「おざわとしお」名義でたくさんの再話を出されています。

あとは、民族研究者の稲田和子さんの作品かな。

 

 大きくなっても絵本にたくさん出会って欲しいです。

 


 


 


 

 

 

  

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